■本日の気になるニュース
大引け後にウェルスナビの20年12月期の決算発表がありました。
経常損益は▲9.9億円の赤字。前期は▲20.5億円の赤字だったので赤字幅は縮小しました。また従来予想は▲12.1億円の赤字だったので、多少上回ったようです。
2020年9月時点2,892億円だった預かり資産は、20年12月末で3,291億円と3カ月間で約400億円増えていますし、同社が提供するサービスは規模が拡大すれば加速度的に損益は良くなっていくビジネスモデルだと思いますので、今期は黒字化を期待出来そうです。
以下、決算説明資料の概要です。
- 売上、営業利益、経常利益、当期純利益全てにおいて、対前年から改善しており、また昨年12/22に発表した通期見通しを超える業績となりました。
- 売上高は前期比+62.1%と好調な伸びです。
- 四半期で見ても年々売上が上昇していることがわかります。
- ウェルスナビは、最近テレビCMを大量にうっていますが、それらの広告宣伝費を除くと営業利益は黒字化を果たしています。
- 今期の赤字は ≒ 広告宣伝費といっても良さそうです。
- 早期の黒字化は投資家に安心感を与えるために必要だとは思いますが、規模拡大がこのビジネスの最も重要な成功要因だと思いますので、今期も必要に応じて広告宣伝費を投入していって欲しいと思います。
- やはり人件費や不動産関係の固定費の売上に対する割合は急激に低下してきています。やはり今後いかに規模拡大を図っていくかが収益性改善の鍵ですね。
この決算内容で来週株価がどう反応するかはよくわかりませんが、今期も規模拡大に向けて頑張って欲しいです。来週もしも大きく株価が下がったらもう100株くらい買ってもいいかなと思っています。
↓昨年上場時に発表された「成長可能性に関する説明資料」です。