■ 本日の気になるニュース
昨年日経新聞の記事で日本電産の永守さんの株式投資に関する記事が非常に参考になったのでご紹介します。
<16歳で将来の起業のために株式投資を開始>
- 将来の起業のために経済の勉強を目的として16歳の時に株式投資を開始
- 最初に買ったのは小西六写真工業。高度成長期の波に乗り、小西六だけでなく多くの銘柄で利益が出て、数年後には含み資産が1億円。
- 上がり続けた小西六の株価を空売りして大失敗。株価はさらに上昇し続け、含み益は1億円→500万円に。
- この経験から、損が無限大に膨らんでいく空売りの怖さ、含み益には価値がない、キャッシュしか信用できないことを痛感。
- 上記失敗から、正攻法で、成長する銘柄に長期投資するスタイルを確立
- 現在では、日本電産(時価総額7.5兆円)の株式の8.2%のみならず、それ以外に30銘柄くらいを長期保有中
<保有銘柄の選定方法>
- 創業者が率いる会社(創業者は自社に対する思い入れが違うため、株価が一時的に落ち込んでも、必ず戻してくる[例:京セラ、村田製作所、キーエンス])
- 自分のポリシーに合う会社
- 事業内容が理解出来る会社
- 国のために尽くしている会社
<株価が下がってきたら・・・>
- 自分で選んで買った会社なので、株価が下がって含み損が出ても文句は言わない
- 下がったらナンピン買いしたり、配当が出たら追加で買う
- 損切りをしないから損をすることはない
<森永さんにとっての株式投資とは>
- お金のためではない(儲けようと思うと儲からない)
- 見識を広げ、情報の感度を高めるため
- 株式投資は学びを得る場、そこで得たことを事業に活かす
上記は、株式投資に関する内容ですが、それ以外にもPLよりもBSを重視することや企業の存続にはキャッシュが最も重要という考え、経営者としての姿勢、新50年計画等についても語っています。
以前書いた永守さんのM&Aに対する考え方の記事もぜひご覧下さい。
■ 21年1月7日(木) 保有資産15,070,346円(+1,070,346円)