日本信号 21年3月期2Q決算短信 概要

週末は株式市場がお休みなので、現在保有している日本信号の先週発表された21年3月期の2Q決算短信の内容をご紹介します。

■21年3月期2Q連結業績(20年4/1~20年9/30)

f:id:kanamimamite:20201115093040p:plain売上高 :351.9億円(対前年同期比-22.7%)

営業利益:  12.0億円(対前年同期比-59.6%)

経常利益:  17.3億円(対前年同期比-47.5%)

  • 売上は、通期計画850億円に対し、進捗率37.0%と半分には届いてはいないものの、5年平均は23.8%とのことなので悪くはない数字のようです。
  • 日本信号が展開する事業の特性として、4Qに売上が集中する傾向があるようで、決算短信にも以下の記載がありました。『当社グループの主要事業のうち、交通運輸インフラ事業の「鉄道信号」、「スマートモビリティ」およびICTソリューション事業の「AFC」につきましては、主要顧客である国内鉄道各事業者の設備投資や、警察等の公共投資が中心となっているため、当社グループの売上高の比重は期末に高くなる傾向があります。』
  • 鉄道各社も既に今年は必要最低限の投資に絞った修正投資計画を策定済であり、今後いきなり売上が急落することがないとは思いますが、下期にしっかりと売上を計上することが出来るか要フォローです。

 

■21年3月期(20年4/1~21年3/31)通期連結業績予想

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  • 8/4に発表した通期計画からの変更はないとのこと。B to Bの事業のため、ある程度確度は高そうです。今後、コロナの感染再拡大があったとしても下方修正はないのではないかと思っています。

 

■その他注目ポイント

  • 21年3月期2Q末の受注高は393.1億円と前年同期比で-27.9%となっております。売上は、前年同期比-22.7%とのことなので、売上よりも受注高のマイナスが大きいようなので若干気になります。受注高は、将来の売上に直結する重要な数値で、その受注高の落ち込みが大きいというのはちょっと心配です。
  • 資産は対前期末比で、棚卸資産が+77.5億円、受取手形/売掛金が-201.3億円、現預金が-20.3億円等あり、総資産は-140.6億円の1,239億円となりました。結果、自己資本比率が前期末57.7%→64.6%と大きく改善。
  • 受取手形/売掛金が約200億円と非常に大きな減少となっていますが、これは売上が対前年同期比で約100億円減ってますので、顧客からの回収が進んだというよりは売上自体が減った影響が大きいのではないかと思います。
  • 一方、売上が減少していることで、棚卸資産は+77.5億円と増加してしまっているようです。
  • 配当は、年間26円(2Q:7円+4Q:19円(予定))と前期から変更ないようなので良かったです。

 

■決算発表後の株価変動(終値)

11/05(木):918円(+10円

11/06(金):928円(+10円

11/09(月):938円(+10円

11/10(火):955円(+17円) *大引け後、決算発表

11/11(水):945円(-10円

11/12(木):932円(-13円

11/13(金):913円(-19円

改めて整理してみると、決算発表までは少しづつでも上げていたのですが、決算発表後、毎日下落する結果に。決算発表で大きなマイナスポイントはなかったものの、なんとなく先行き不安な印象を投資家が持ってしまい売りが先行してしまっている感じです。

 

今回のコロナ禍でも赤字転落したわけでもなく、上期の計画進捗率も悪くなかったので、いずれはV字回復してくれると思うのですが、来週以降、少しづつでも株価が上昇に転じてくれることを期待しています。

 

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