■ 本日の取引
久しぶりにレーザーテック(6920)が下げていたので、ナンピン買い企むも失敗。一瞬8,620円をつけ、その後8,700円をうろうろしていたので、8,650円で指値を入れておたが、残念ながら買えず、終値は8,790円。明日も一瞬下げるかもしれないので、8,600円で指値を入れておこうと思います。
富士フイルム(4901)は寄り付き直後下げたが、途中から上昇し始め、最終的に前日比+97円の4,932円。明日も上がれば売ってしまって、その資金をレーザーテックとマークラインズに使いたいと考えています。株を買っておいてこんなことを言うのもなんだが、私は以前から富士フイルムに関しては以下のような疑問を感じておりました。
- 古森さんはよく名経営者と持ち上げられているけど、ただ単に売上1兆円あった富士ゼロックスを連結子会社化して売上を2倍にしただけじゃないの?
- 富士ゼロックス連結子会社化した2002年3月期の売上は、約2.4兆円。2020年3月期は2.3兆円。。。年度により多少ばらつきはあるもののほとんど変化なし。
- 事業ポートフォリオを入れ替えた成功例としても出てくるが、イメージングソリューション事業の売上減を、ヘルスケア事業とドキュメントソリューシ事業の会社買収による売上増とオーガニックな微増により構成比が変わっているだけのような気が。。
- 化粧品の製造にフィルム製造の技術を活用している、ってシナジーアピールしてるけど本当かな?それが本当だとしてもそれ以外のM&Aにシナジーなんて出ているのか?
- 医薬品事業は、従来の富士フイルムの事業との関連性なく、多角化になるので、日本の大企業に多角化戦略なんて出来るのかな?
などなど他にもいろいろ思うところはあるのですが、私は以前M&A担当としてディールから買収後のPMI活動まで幅広く携わった経験があるのですが、まあシナジーの出ないことでないこと。ディスシナジーは簡単に出るのですが(笑)、シナジーは相当上手くやらないと出ないと思っています。特にクロスボーダーM&Aだとなおさらです。
日本の大企業はM&Aが下手とよく聞きますが、スタートでまず高値掴みするわ、PMI下手くそだからシナジー出せないわ、リテンションできずキーマン大量に辞めていくわ、とまあ上手くいくわけないですよね。ということで、富士フイルムも外に情報が出てこないだけで、蓋を開けたら散々な状況になっている可能性もあるのではないかと思っています。
そのため、私はクロスボーダーの大型M&Aをやっている企業の株はいつ減損するかわからないので買わないようにしているのですが、今回はアビガンで舞い上がりついつい富士フイルムの株を買ってしまったことを反省してます。
■ 20年5月27日(水)時点 保有資産12,357,307円(+357,307円)
<保有株式 評価損益>
保有株数 | 取得単価 | 現在値 | 評価損益 |
3901 マークラインズ | |||
1,000 | 1,926 | 1,948 | +22,000 |
4901 富士フイルム | |||
1,200 | 5,013 | 4,932 | -97,200 |
6920 レーザーテック | |||
100 | 8,806 | 8,790 | -1,600 |
評価損益合計:-76,800円
■モーサテ 今日の専門家予想 〇:当たり
昨日の日経平均の上昇を受けて利益確定売りが入るので上値は重いとの予想でしたが、250円のレンジで見事正解。
<空中戦における株価の上振れ>
ファンダメンタルズよりも期待先行の株価の上昇が起きやすい局面なので、実体以上に株価が上昇し22,500円~23,000円まで上がることも期待出来るとのこと。但し、秋口に今期や来期の業績見通しが見えてくるタイミングで、ピークアウトする可能性もあるのことでした。