富士フイルムへの疑問:M&Aのシナジー

■富士フイルムに感じること

  • 古森さんはよく名経営者と持ち上げられているけど、ただ単に売上1兆円あった富士ゼロックスを連結子会社化して売上を2倍にしただけじゃないの?
  • 富士ゼロックス連結子会社化した2002年3月期の売上は、約2.4兆円。2020年3月期は2.3兆円。。。年度により多少ばらつきはあるもののほとんど変化なし。
  • 事業ポートフォリオを入れ替えた成功例としても出てくるが、イメージングソリューション事業の売上減を、ヘルスケア事業とドキュメントソリューシ事業の会社買収による売上増とオーガニックな微増により構成比が変わっているだけのような気が。。
  • 化粧品の製造にフィルム製造の技術を活用している、ってシナジーアピールしてるけど本当かな?それが本当だとしてもそれ以外のM&Aにシナジーなんて出ているのか?
  • 医薬品事業は、従来の富士フイルムの事業との関連性なく、多角化になるので、日本の大企業に多角化戦略なんて出来るのかな?

■M&Aのシナジー

私は以前M&A担当としてディールから買収後のPMI活動まで幅広く携わった経験があるのですが、まあシナジーの出ないことでないこと。ディスシナジーは簡単に出るのですが(笑)、シナジーは相当上手くやらないと出ないと思っています。特にクロスボーダーM&Aだとなおさらです。

日本の大企業はM&Aが下手とよく聞きますが、スタートでまず高値掴みするわ、PMI下手くそだからシナジー出せないわ、リテンションできずキーマン大量に辞めていくわ、とまあ上手くいくわけないですよね。ということで、富士フイルムも外に情報が出てこないだけで、蓋を開けたら散々な状況になっている可能性もあるのではないかと思っています。

そのため、私はクロスボーダーの大型M&Aをやっている企業の株はいつ減損するかわからないので買わないようにしているのですが、今回はアビガンで舞い上がりついつい富士フイルムの株を買ってしまったことを反省してます。

 

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