影響力の武器

週末は株式市場がお休みなので、過去に読んだお勧めの本を紹介します。

 

■ 影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか  – ロバート・B・チャルディーニ (著), 社会行動研究会 (翻訳)

この本は、私が以前ビジネススクールに通っていた時に参考図書として紹介されて読んだ本です。周りの人や企業、団体の行動原理や、いろいろな企業で行われるマーケティングの背景にあるものを「①返報性、②コミットメントと一貫性、③社会的証明、④権威、⑤好意、⑥希少性」という6つの原理でアカデミックに分析・説明してくれています。

周りの人との付き合い方や悪い商法や宗教への勧誘に騙されないように読んでおいて損はありません。騙されないようにするだけでなく、周りから可愛がられている人や営業成績がいい人の中には、無意識にこれらの原理を実践している人もいますが、原理さえ理解すれば、努力次第である程度自分も同様のふるまいが出来るようになるのではないでしょうか。

2017年に森友・加計問題で忖度という言葉がクローズアップされ、ユーキャン新語・流行語大賞にも選ばれてましたが、マスコミも広告宣伝費をたくさん出してくれる広告主企業にはめちゃくちゃ忖度するくせに、ここぞとばかりに忖度は悪いことと政権批判をしてました。影響力の武器で言えば、いろいろな関係者の中で、①返報性、④権威、⑤好意等の原理が働いてあのような騒動になってしまったのではないかと思います。

名著は、一度だけでなく何度も読む価値があり、その度に自分を取り巻く環境により感銘を受ける部分が違うことがありますが、この本もそんな本の一冊です。なお、史上最年少で自社株式を公開したリブセンス代表取締役社長の村上太一さんも、以前影響を受けた本としてこの本をあげていましたので、機会があればぜひ読んでみて下さい。 

 

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